かんぽ生命保険 東京サービスセンター

ビル/施設 カテゴリー 第 1 位 / 27,993 PV

三田1丁目 移転
閲覧数: 27,993  投稿日: 2012 1 27 日  更新日: 2021 4 16

かんぽ生命保険 東京サービスセンター とは?

「綱の手引き坂」にあった、保険事務センター

所在地

〒109-8792 港区三田1-4-60

最寄り駅まで

・「東京メトロ/都営地下鉄 麻布十番駅」から 徒歩 8 分
・「都営地下鉄 赤羽橋駅」から 徒歩 8 分
・「都営地下鉄 芝公園駅」から 徒歩 13 分

基本情報

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」は、「綱の手引き坂」にあった、保険事務センターです。
道路(綱の手引き坂)を挟んで、「綱町三井倶楽部」の丁度真向かいにありました

「保険事務センター」の一つ

郵便局で提供している各種保険商品を管理している「保険事務センター」の一つです。
「簡易生命保険」及び「かんぽ生命保険」の保険管理等を行っていました。
※「記念館」や「博物館」ではなく純粋な「オフィスビル」として機能していました。

昭和初期を代表する事務所建築のひとつ

構造

鉄筋コンクリート造

階数

地上 3 階(一部 4 階)
地下 1 階

面積

敷地面積

約 26,860 ㎡

建築面積

約 11,790 ㎡

延床面積

約 34,590 ㎡

設計

逓信省営繕課

起工年月日

1927 (昭和 2 年) 5 月 27 日

竣工年月日

1929 (昭和 4 年) 3 月 31 日

総工費

435 万円(付帯施設を含む)

感想

初めて「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」を目にしたときの感想

通常のビルとは明らかに異なる造り

「一体何の建物なのだろう?」と不思議に思いました。
通常のビルとは明らかに異なる造りで、その姿には威厳すら漂っていました。
(一見で歴史的建造物だと分かる造りなので、)これは何かの「記念館」か「博物館」だろうと思い周りを見渡してみましたが、(いくら探してみても)何の案内表示もありません。

まさかのオフィスビル

後日調査を行い、この建物が「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」であることを知りました。
最初に気が付いた時「まさか」と思いました。
オフィスビルとして利用している、とは夢にも思いませんでした……。

移転

東京サービスセンターを、大崎へ移転

2015年

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」は、品川区の大崎ブライトタワー(品川区北品川5-6-1 大崎ブライトタワー)へ機能を移転しました。

専用郵便番号

「〒109-8792」は、「株式会社かんぽ生命保険 東京サービスセンター」専用の郵便番号となっています。
東京サービスセンターの機能自体が移転しているため、この郵便番号を使用すると、郵便物は「東京都品川区北品川5丁目6−1大崎ブライトタワー」へ届きます。

移転に伴い、建物を解体

移転に伴い、「東京地方簡易保険局」を解体しました。
※解体工事開始年月日は、2019 年 10 月 9 日です。

「サービスセンター」について

「サービスセンター」の役割

日本全国の郵便局で提供される「簡易保険・かんぽ生命」の各種保険商品を管理しています。※各郵便局は契約を管理していません。
※組織名は「地方簡易保険局」から「簡易保険事務センター」へ改称され、現在は「サービスセンター」という組織名となっています。

「サービスセンター」は全部で5つ

「サービスセンター」は全部で5つあります。「仙台サービスセンター」「東京サービスセンター」「岐阜サービスセンター」「京都サービスセンター」「福岡サービスセンター」。
港区三田にあった「東京サービスセンター」では、関東地方、信越地方を担当していました。該当県は全部で10、「茨城県」「栃木県」「群馬県」「埼玉県」「千葉県」「東京都」「神奈川県」「山梨県」「長野県」「新潟県」。

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」があった場所は、現在どうなっているの?

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」があった場所では、「三井不動産レジデンシャル株式会社」と「三菱地所レジデンス株式会社」が 2024 年度(2025 年 5 月 31 日完了予定へ変更)までに、総戸数約 900 戸(総戸数 1,100 戸へ変更)の大規模マンション「(仮称)三田一丁目計画」を建設する予定となっています。
約 2.5 ヘクタールの敷地内に 5 棟を配置。
旧庁舎のエントランスの一部を残し、周囲の建物と調和を図るため 14 階建てに留めます。

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」に関するニュースリリース等配信履歴

かんぽ生命保険 東京サービスセンター

配信年月日 ニュースリリースタイトル 配信者名
2017 年 1 月 30 日 「旧東京簡易保険支局(かんぽ生命保険 東京サービスセンター)およびその敷地」の保存活用に関する要望書 一般社団法人日本建築学会
2017 年 5 月 15 日 株式会社かんぽ生命保険による固定資産の譲渡方針の決定について 日本郵政株式会社
2017 年 5 月 15 日 固定資産の譲渡方針の決定に関するお知らせ 株式会社かんぽ生命保険
2018 年 2 月 1 日 (開示事項の経過)固定資産の譲渡に関するお知らせ 株式会社かんぽ生命保険

(仮称)三田一丁目計画

配信年月日 ニュースリリースタイトル 配信者名
2021 年 3 月 (仮称)三田一丁目計画 環境影響調査書 三井不動産レジデンシャル株式会社 三菱地所レジデンス株式会社

年表

1927 年(昭和 2 年) 5 月 27 日

「逓信省東京簡易保険支局」を起工

「江戸時代の久留米藩の上屋敷の跡地」にて、 「逓信省東京簡易保険支局」の建設を開始しました。
逓信省営繕課設計。
大林組施工。

1929 年(昭和 4 年) 3 月 31 日

「逓信省東京簡易保険支局」を竣工

「逓信省東京簡易保険支局」を竣工しました。総工費 435 万円(付帯施設を含む)。
※この当時は「逓信省東京簡易保険支局」と呼ばれていました。

1949 年(昭和 24 年)

「東京地方簡易保険局」へ改称

「逓信省」を 2 省へ分割した際、「逓信省東京簡易保険支局」を「東京地方簡易保険局」へ改称しました。

1984 年 6 月 30 日

郵政省設置法を改正

1984 年 7 月 1 日

「簡易保険事務センター」へ改称

「地方簡易保険局」を、同じ地方支分部局である「地方郵政局」の事務の一部を分掌する組織(附属機関)として「簡易保険事務センター」へと改称しました。

2007 年 10 月 1 日

「サービスセンター」へ改称

郵政民営化に伴い、組織名「簡易保険事務センター」を「サービスセンター」へと改称しました。
※「地方簡易保険局」→「簡易保険事務センター」→「サービスセンター」という流れ

2015 年

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」を、大崎へ移転

港区三田1-4-60にあった「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」を、品川区の大崎ブライトタワー(東京都品川区北品川5-6-1 大崎ブライトタワー)へ機能移転しました。

2018 年 2 月 1 日

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」譲渡を決定

「株式会社 かんぽ生命保険」は、固定資産『旧東京サービスセンター(東京都港区三田一丁目102 番1)』譲渡を、取締役会で決定しました。
・土地 26,808.85 ㎡。
・建物 43,440.70 ㎡。
・譲渡益 85,034 百万円。
※売却金額は非公表

譲渡先及び譲渡価額につきましては、譲渡先の意向により公表を差し控えさせていただきます。

2018 年 2 月 2 日

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」譲渡契約日

2019 年 10 月 9 日

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」解体工事開始

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」解体工事に着手しました。

2020 年 12 月 9 日

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」解体工事終了

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」解体工事を完了しました。

2021 年(令和 3 年) 3 月

「三井不動産レジデンシャル株式会社」「三菱地所レジデンス株式会社」は、「(仮称)三田一丁目計画 環境影響調査書」を発表しました。

(仮称)三田一丁目計画 環境影響調査書

2 対象事業の名称、目的及び内容
2.1 対象事業の名称
名 称:(仮称)三田一丁目計画
種 類:建築物の新築

2.2 対象事業の目的
本計画は、港区三田一丁目 4-60 に共同住宅等を新築する計画です。

(仮称)三田一丁目計画 環境影響調査書 資料編

1 対象事業の内容
1.1 計画の概要
項 目: 内 容
計 画 地: 港区三田一丁目 4-60
用 途 地 域: 第2種住居地域
敷 地 面 積: 約 25,200 ㎡
主 要 用 途: 共同住宅、駐車場等
建 築 面 積: 約 14,700 ㎡
延 床 面 積: 約 148,000 ㎡
建 物 最 高 高 さ: 約 45.5 m(地上 14 階、地下 2 階)
構 造: 鉄筋コンクリート造
住 宅 戸 数: 約 1,100 戸
駐 車 場 台 数: 約 510 台
自動二輪車駐輪台数: 約 10 台
自転車駐輪台数: 約 1,100 台
※建築計画等の概要は、調査書作成時点のものであり、今後の関係機関との協議等により変更する可能性があります。

2021 年(令和 3 年) 7 月 1 日

「(仮称)港区三田一丁目計画(共同住宅棟・大学棟)」新築工事に着手しました。

2025 年 5 月 31 日

「(仮称)港区三田一丁目計画(共同住宅棟・大学棟)」新築工事完了予定です。

地図

定点写真で振り返る。「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」 の変遷

2011

2011年1月、「綱町三井倶楽部」を背にして、「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」上層階を正面より撮影しました
2011年1月27日12時13分。「綱町三井倶楽部」を背にして、「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」上層階を正面より撮影しました。

2013

2013年7月、「綱町三井倶楽部」を背にして、「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」の車庫(だった場所にある建物)を撮影しました
2013年7月2日13時54分。「綱町三井倶楽部」を背にして、「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」の車庫(だった場所にある建物)を撮影しました。

2014

2014年9月、「綱町三井倶楽部」を背にして、「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」上層階を正面より撮影しました
2014年9月28日17時37分。「綱町三井倶楽部」を背にして、「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」上層階を正面より撮影しました。
矢印キーで移動します

「かんぽ生命保険 東京サービスセンター」に関する特選ツイート

Korotaro @taikoyama77

旧 かんぽ生命保険 東京サービスセンター【港区三田、1929(S4)、逓信省】
#Korotaro写真帖

もとは久留米藩の上屋敷跡地。三田の高台に逓信省東京簡易保険支局として建設されたもの。ガラス天井の明るい大ホールは、ウイーン郵便貯金局(オットー・ワーグナーの影響を経たものとして知られていた。 pic.twitter.com/efcccm7yRC

Korotaro @taikoyama77

旧 かんぽ生命保険 東京サービスセンター【東京都港区三田、1929(S4)、逓信省営繕課 張 菅雄】
#Korotaro写真帖

設計者の張は欧州帰りの30 代。当時の逓信省には、吉田鉄郎、山田守の両巨人や、中山広吉、上浪朗も在籍していた多士済々の黄金時代ですね。
😊✨✨ pic.twitter.com/Mx5OAEGzYJ

Korotaro @taikoyama77

旧 かんぽ生命保険 東京サービスセンター【港区三田、1929】
#Korotaro写真帖

残念ながら、当地は大規模なマンション開発となったようで😥💦。ストビューでは二年前の綺麗な写真が残されておりました。 google.co.jp/maps/@35.65208…

なお表記は、日本建築学会の保存活用要望書(2017)を参照致しました pic.twitter.com/4M1DJYFQ2y

ジョリートロリー @bli1TBPrsEShCWz

消えないで!モダン東京ラプソディー!かんぽ生命保険東京サービスセンター(※旧逓信省東京簡易保険支局) 1929(昭和4)年竣工、現在館内は立入禁止なのですが、オットー・ワーグナー設計のウイーン郵便貯金局のホールを彷彿とさせる階段ホール等を見学出来る機会を設けて頂きたい所ですね、 pic.twitter.com/yJlGk7x3GU

ジョリートロリー @bli1TBPrsEShCWz

消えないで!モダン東京ラプソディー!かんぽ生命保険東京サービスセンター(※旧逓信省東京簡易保険支局) の附属施設?・・・本館と共に忘れていけないのがこの建物でして、完成年等は不明なのですが、改装を重ねながらも戦前モダンな趣のあるスタイルをしていますね・・・ pic.twitter.com/Vi3FaTVbAw

ジョリートロリー @bli1TBPrsEShCWz

本館消えないで!モダン東京ラプソディー!かんぽ生命保険東京サービスセンター(※旧逓信省東京簡易保険支局)の附属施設?・・・本館共々戦前モダンの趣のあるこの建物ですが、詳細をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ともお教え下さいませ!よろしくお願い致します! pic.twitter.com/1Gd4wXRNiF

埋木 @umoregi01

旧東京簡易保険支局(現かんぽ生命保険東京サービスセンター、東京都港区)
慶大三田キャンパスから北に進むと見えてくる巨大な建築。設計は逓信省営繕課、数少ない逓信建築の現存例です。 pic.twitter.com/pZPhhEyJ2i

中谷幸司 @bluestylecom

旧東京簡易保険支局(かんぽ生命保険東京サービスセンター)です。
三井不動産レジデンシャルによって解体され14階建てマンションが建設されます。
6月上旬に見に行ったときはまだ解体は始まってないのかと思っていましたが、昨日、六本木ヒルズから見たらガッツリ解体されていました。 pic.twitter.com/08zaEyGlnH

中谷幸司 @bluestylecom

旧東京簡易保険支局(かんぽ生命保険東京サービスセンター)が正面を残して解体されていました。
跡地には三井不動産レジデンシャルによって14階建てマンションが建設される予定です。
以前見た記事では意匠・素材の一部を保存・活用するとのことでしたがここが残る部分となりそうです。 pic.twitter.com/SDK1KIHbez

井上秀二 @shuji16

港区三田の旧東京簡易保険支局(かんぽ生命保険 東京サービスセンター)の取り壊しが終わっている。一部は保存・継承されるようだ。三井不動産により開発され、1100戸のマンションが建つ予定。三井倶楽部の前の土地でもあり、やはり三井不動産だったか。 pic.twitter.com/DikG0FEGSz

滝澤將博 @takizawamashr

旧東京簡易保険支局
かんぽ生命保険東京サービスセンター

東京都港区三田一丁目4-60

逓信省営繕課

1929年

>本建築は、わが国の建築が古典様式からモダニズム建築へと移行する途中の作品であ り、古典主義を単純化した外観、アール・デコ的要素が強い内観などを特徴としています。 pic.twitter.com/uRwowsrJ7n

kamioka @MrG2SESBRPmbuGT

@taikoyama77 先日通りがかったら一部分残して解体されておりました。残念。 pic.twitter.com/eYFtSClmE8


綱町三井倶楽部

住友不動産三田ビル